長谷川りん二郎(1904年〜1988年)2011/01/22

(「りん」は「隣」の左側がさんずいです。)

長野の叔母が録画してあった日曜美術館で特集していた
長谷川りん二郎という画家、初めて知りました。
日本の近代画家に疎い私。

彼の代表作『猫』。
叔母の予想どおり、ものすごく琴線に触れまくり。。。


彼の飼い猫を描いたものですが、これと同じポーズをとるのを待って描いたため(冬は丸くなり、夏はのびちゃうので春・秋にしか描けなかった)、何年もかかったそうです。






作画について彼は「詩人と職人の二人が住んでいる」と書いている。
どちらか片方だけではダメで、その二人が揃わないと絵は描けない。
なるほど、芸術論の真理であるね。





コメント

_ ゆうち ― 2011/01/23 11:01

『詩人と職人』まさしくまさしくですな〜。
それにしても『猫』ちゃん
『猫』を愛して知り尽くした作品だね。
そしていやみのないタッチがいいね、
『猫』が起きるまで、ずっと見ていたい感じ。

_ gemi>ゆうち* ― 2011/01/23 21:52

写真の世界にもあてはまるよね。きっと。

『猫』が眠っている時、模様が静かに波打つ様子が伝わってくるよ。

_ たみたみ博士 ― 2011/01/24 02:01

あ~っ!これこれ!日経新聞の美術欄から、チミに見せようと切り抜いておいたが、ズボラな管理が災いして紛失しちゃったやつだよ~!!!名前が思い出せなかったから、これでスッキリした!しかしすごい観察力!特にワシは耳が下を向いて頭が平べったくなってるところに、いたく感動…。

_ gemi>たみたみ博士* ― 2011/01/24 22:17

くふふふ。そうだったんでしか。
原画、生で見たいなあ。
が、時すでに遅し!去年、、回顧展のようなものを地方の美術館で開催しちゃったんだ。
この猫ちゃん、すごくかわいがられてたみたい。
この画集に猫ちゃんの履歴書のメモがあって、表現がすごく面白いんだよ!

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