映画音楽(soundtrack)*2*2010/01/25

さて今回は、『NIGHT ON EARTH』と『BASQUIAT』。



<NIGHT ON EARTH>監督:ジム・ジャームッシュ
 ジム・ジャームッシュの映画は派手な展開はないけれど、しみじみとおかし
 くて悲しい。
 ロスアンゼルス/ニューヨーク/パリ/イタリア/ヘルシンキである時間帯
 に起きたタクシー内の出来事をオムニバス形式で撮った映画。
 テーマはタクシーの中だけに「会話」。
 監督の友人でもあるトム・ウェイツが曲を提供している。
 ぼそっと低い掠れ声が内容の雰囲気にピッタリ。
 全編にわたって、心の機微がうまく織り込まれているエピソードだけど、
 イタリア扁では『ダウン・バイ・ロー』にも出演したロベルト・ベリーニ
 が運転手で、神父さんをお客に乗せて。。。結果は書かないけどブラック
 ユーモアな結末。


<BASQUIAT(バスキア)>監督:ジュリアン・シュナーベル
 1980年代に活躍したアーティストで27歳の若さで亡くなった
 バスキアの実話をベースにした伝記的映画で、当時のアメリカのアート
 シーンとともに描かれている。
 監督のジュリアン・シュナーベル自身もアーティストで彼の友人だった。
 音楽監修はベルベット・アンダーグラウンドのメンバーだったジョン・
 ケイル。
 彼が聴いていた音楽(PIL/PJ Harvey/Joy Division etc.)がピックアッ
 プされている。
 出演陣もA.ウォーホルを演じるD.ボウイ、G.オールドマン、D.ホッパー
 などアクの強い個性的な俳優ばかり。なんとまだまだ駆け出しのベニチオ・
 デル・トロが友人役を演じている(写真右上)。
 
両作品とも、また改めて観たくなってきた!!